FLOWER PRINCESS


「じゃあ名前呼んで?」

「えっ…。」

ちょっと、あまりにも唐突すぎない?

「ほら、早く呼んでよ。」

「じ、じ…ジゼル……。」

顔を赤くしてジゼルの名前を呼ぶミラに、

優しく微笑むジゼル。

「よくできました。」

しまいにはミラの頭を撫でる。

「ちょっとやめて!」

「いいじゃん?てかさ、ミラの髪ってサラサラだな。」

ジゼルがミラの髪をそっと撫でる。
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