FLOWER PRINCESS
「文句はないから、ね?」
どこか鋭くミラを見る目に逆らえず…。
「それと…」
まだ何かあるの?
「俺とミラの秘密だからね?仮の夫婦っていうのはさ?わかった?」
「……。わかったわ。納得すればいいのでしょう?」
「そうそう。じゃ、俺はちょっと仕事あるから。」
そう言ってジゼルは出て行った。
「もう、まったくなんなのよ!!」
ジゼルが出て行ったあと、ジゼルが出て行ったドアを見ながら叫ぶ。
「ありえなさすぎるわ!とりあえず家に帰って荷造りしないと…。」
そのまま、逃げてもよかったけど、
その後のジゼルの復讐が怖くてしようとする意欲は出てこなかった。