FLOWER PRINCESS
コンコンコンッ
なんとかルナの部屋の前につくことができ、
ノックする。
「ジゼル様、ミラ様はきていません…。」
下を俯きながら言うルナ。
「ルナ、私よ。」
ミラがそういうとパッと顔を上げてホッとするルナ。
「ミラ様!ジゼル様が探していたのですよ?」
「そうなの?でもそんなの知らないわ。
ルナ、お願いがあるの。」
遠慮がちに聞くミラ。
「なんですか?」
「今日、泊めていただけないかしら?ルナの部屋に。」
ルナはミラの気持ちを感じとり、
「わかりました。ミラ様の願いとならば大歓迎です。
どうぞお入りください。」と快く入れた。