踊れ その果てで
至る所に設置されている隠しカメラの利用は、どう使おうと自由だ。
真仁は戒の動きがより狡猾(こうかつ)に、美しくなるなら喜んで出来る限りを提供する。
戒は、映し出された相手の後ろ姿をじっと見つめた。
「なるほど、押していくタイプだな」
ならば……と、戒は腰の背後に装備されているもう1丁のハンドガンに手を伸ばした。
大きめのグリップに顔をしかめる。
「多少の怪我は我慢するか」
そう言って、勢いよく壁から離れた。
「!」
相手の男は、それにハンドガンの引鉄(ひきがね)を引きまくる。
それをモニタールームから眺めている真仁は、喉の奥から笑いをこぼし画面に見入った。
「クク、そんなの戒には当たらないよ」
口の中でつぶやき、戒を見つめる。
真仁は戒の動きがより狡猾(こうかつ)に、美しくなるなら喜んで出来る限りを提供する。
戒は、映し出された相手の後ろ姿をじっと見つめた。
「なるほど、押していくタイプだな」
ならば……と、戒は腰の背後に装備されているもう1丁のハンドガンに手を伸ばした。
大きめのグリップに顔をしかめる。
「多少の怪我は我慢するか」
そう言って、勢いよく壁から離れた。
「!」
相手の男は、それにハンドガンの引鉄(ひきがね)を引きまくる。
それをモニタールームから眺めている真仁は、喉の奥から笑いをこぼし画面に見入った。
「クク、そんなの戒には当たらないよ」
口の中でつぶやき、戒を見つめる。