寵愛姫 1


どうしよう…


「プッ。君、おもしろいね。」


「へ…??」


あの子の隣のメガネを
かけた男の子がそう言ってきた。


その瞬間、
クラスがまた、
騒ぎだした。


なるほど…


あの子たちがこの
クラスのボス的存在ってわけね。


ふ~ん。


さすが不良校。


「佐々木の席は~…「ハイハ~イ!!
僕たちの近くの席ねぇ~」


可愛らしい方の男の子が
そんなことを言ってきた。


「そうだな。
佐々木の席はあそこってことで。」


「はぁ…」


「じゃ。俺の仕事は
これで終わり。またな~」


そう言って出て行った
担任。


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