寵愛姫 1
「遥ちゃん、もしかして
俺たちの事知らない??」
「…??…ハイ…」
そう答えると
ものすごく
驚いた顔をされた。
えッ…
そんなに有名なの??
この人たち…
あッ!!わかったッ!!
「アイドルグループの
方たちですか??」
シ~ン。
また空気が
固まった。
えぇ~
もうなんなの~
「本当に知らないんだね…」
呆気にとられている
龍ちゃんが呟いたように
言う。
「ごめんなさい…」
なんだか申し訳ない。