寵愛姫 1


そう決めた僕は
はるちゃんと
呼ぶことにした。


はるちゃんは
僕たちの事がブラックだと
わかっても怖がることも
媚を売ることもしなかった。


初めてだった。


こんな態度をとられたのは
ビックリしてその場で
固まってしまった。


そんな僕達を見て
焦る彼女が
愛おしく思えた。


この子はブラックを
変えてくれる。


そう確信したのは言うまでもない。


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