寵愛姫 1


「…何??」


低い声で…
そりゃぁもう
かなり低い声で
睨みながら
迷惑そうに
こちらを向く。


「…可哀想…」


「…あ??」


「その人…可哀想です。」


「あぁ??」


うぅ…


怖いけど
負けるもんですか!!


ここで負けたら
今後のここでの
生活なんて
まともに送れるわけがない!!


遥ッ!!
負けるなファイト!!


「気絶してます。
そんなに殴る必要性なんて
無いと思います。」


い…言えたぁ~

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