君と僕はLOVEですか!?
+第Ⅰ章+
出会い
=雛莉ver=
ドンッ!!
「いたたたた…。あ!すみません。大丈夫です…か…?」
私前見ずに歩いてたから
人にぶつかって…
って!
隣のクラスの桐崎洸汰…?
「いってえよ!つか、てめえ…嘉川雛莉か?」
なんで私の名前知ってるの…?
え、え、え?
「え?あ、はい…そうですけど?」
「やっぱりなあー」
彼は口の端をクッと持ち上げて笑う。
怖い…。
「あ、ぢゃ!私帰りますっ!」
帰りたい、帰りたい、帰りたい。
「あ?ちょ!待てよ。送ってく」
「いいです!一人で帰れますから!」
「へえ。そんな事言っていいのか?んー?素直に言えよ、馬ー鹿」
またそうやって口の端を持ち上げて笑う桐崎洸汰。
やっぱり怖い…
「…んぢゃ。お願いします…」
ここは素直に…しとけば…
身の安全のためだよね!
「よーし。んぢゃ行くぞ!」
「…うん」
… … …。
なんか気まずい…。
話題を―…
「あ、あのね!なんで私の名前知ってるの?」
さっきから思ってことを聞いてみた。
「内緒!家につけば分かるんじゃね?」
はい?なんで家についたら
分かるの?
「え、?意味不なんですけど…」