あなたのベッド【完結】
なんだか居心地が悪かった


彼氏といる空間に
空がいることなんてはじめてだった


どうやら空は女の子を紹介するなんて聞いてなかったみたい


正式には
断ったのに咲人が話を進めたらしい


そうだよね


空が”女の子紹介して〜”とか

想像できない。



隣を見ると
リカは楽しそうに空としゃべっていた





空って


こんな顔するんだ。


あたしの知らない空


そんな気がした





幸か不幸か
帰り道はあたしと空が一緒
咲人とリカが同じ方向だった



「空。寧々に手だすなよ〜」

酔っ払った咲人が空に笑っていう




「ばーか。出すかよ。」

そうゆう空もほんのり酔っ払っている




あたしは・・・
とても酔えたものじゃない。




空と二人

電車に乗り帰り道を歩く




「おまえ、咲人と付き合ってたんだな。」




「え、うん。
空が来たときは心臓止まるかと思ったよ。」


あたしは笑った




「ソレは俺のほう。」



「え?」



「・・・」



ん?




空?




何かの言葉をためらうような空。
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