あなたのベッド【完結】
帰り道、寧々と二人だった



俺は思い切って
咲人のことを話す




だって

じゃないと

いつか傷つくだろ?




「おまえ、もう寝たのか?」



「ええ?!?」




ヤバイ。


さすがに俺変なこと聞いたか




「まだだけど。」




まだ。


その言葉になぜか少しホッとする



やることやったら
多分捨てられる。



「悪いことはいわないからやめとけ。」



俺にはそう言うしかない。




聞きたくないよな。

彼氏のこんな話




だけど



泣くなよ?





今ここで



泣くなよ。
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