あなたのベッド【完結】
部屋のドアが開きママの声が近くなる


「これからお隣のお母さんとお出かけするから、
お昼は空くんと適当に食べてちょうだい。」




また。





「わかった〜。」






いつものことだった。


月に1度はこうゆう朝がある




ママと空のお母さん。


なんだかすごく仲がいいんだよね





”空。起きたのかな。”






そんなことを考えつつ

あたしの意識はまた消えそうになる





バタン!





大きな音がして

大きな声が響いた




「寧々!」





つかつかと足音が聞こえ

ベッドにどしっと重みが伝わった







「そらぁ?」




声の主は目を開かなくてもわかる





「起きろ。出かけるぞ。」





「ええー!まだ寝たい。」
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