あなたのベッド【完結】
“ピンポーン“



あたしは
お隣さんのインターホンを鳴らした


“はーい“


“おばさん。空いる?“


“今日はもう帰ってるわよ。

今開けるわね“




ガチャ



少しして玄関が開かれた

「おばさん、遅くにごめんね。」



「いいのよ、全然。
空なら部屋にいるから」



「ありがとう」

そう言って2階へあがった




トントン



「空、入るよ?」


「寧々?」


ドアを開けると
お風呂あがりの空が
頭を拭きながら本を読んでいた



「なんだよ?」


「ねぇ空。
咲人って妹いる?」



「はっ?

あいつ一人っ子だけど…」



一人っ子…


「はぁ〜…」


力が抜けて

ペタンと座り込んだ



「なに?どうかしたのか?!」



あたしは事のいきさつを空に話した
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