あなたのベッド【完結】
「もう昼になるけど」

怪訝そうな空の声。




「だって、あんまり寝てないんだもん。」



「どうせ昨日もまた遅かったんだろ?」





昨日の夜

飲み会だったあたしは終電で帰った




「だって
なかなか帰れなくて。」




「ったく。飲み会ばっかりだな」





空の言う通り


うちの会社の総務部・・・
ってゆうか受付女子は飲み会の声がよくかかる



なんだか他社からも
人気みたいなんだよね




おかげで付き合わされることも多く
金曜日の帰りは専ら終電だった




そうは言っても
楽しい時もあるんだけどね




「ほら。さっさと支度しろよ?」




空の後ろ姿が見えると同時に
空は部屋から出て行った




土曜日


なぜだかよく空に起こされる





高校生・・・

中学生の時からそうだったっけ・・・





あたしは小さなため息と共に

ベッドから起き上がった
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