あなたのベッド【完結】
あたしは

どんな答えを待ってるの?



どんな言葉なら

傷つかないのだろう。



「リカちゃんね」



ゴクンと唾を飲む


鼓動が早まる・・・



「いい子だよね。かわいいし。」



うん。


だから?



「わかんない。」




「え?」

わかんないってなに?



「誘われるの嬉しいし、
一緒にいて楽しいけど・・・

好きなのかはわかんないんだ。」



「そっか。」


なんかその気持ちわかるな。



「俺さ、

ちょっと気になってる子いて。」




え・・・・・


予想外の答え。



やっぱりね

ホラ




聞かなきゃよかったのに・・・

あたしのバカ。




たった一言で

傷ついちゃうんだよ。



空の心に触れてしまうのは

危険だって・・・



わかってたハズなのに・・・




何にも言えなくなる。



言葉が出なくなる。






あたし

空が・・・




好きなんだ・・・




いつまでこんな気持ち抱えてるんだろう



でも

この関係を


壊したくない。


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