あなたのベッド【完結】
あたしはホッとしていた





空と・・・とか

まだ想像できない自分がいたんだ




目の前で露骨に肩を落とす
空がちょっと可愛くて

あたしは笑ってしまう



「何笑ってんの」


ムスっとした空の声




「空が可愛くて」



めずらしく

空の顔が赤くなる




そして




「きゃっ!」





え?




なに?





気付いた時には

ベッドの上

空に押し倒されていた





「空!?」


両手を掴まれていて身動きがとれない





「んっ!」



強引に唇を奪われる



「んん・・・っ、そらっ」


あたしは必死に言葉を発する




「んっ、・・・あっ・・ん・・・」



空の唇が耳から首筋に降りると

身体の力が一気に抜けた





「空!!だめ!」



あたしの言葉に


空の動きが止まった。
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