あなたのベッド【完結】
「空、もうちょっと待って。」


空を抱きしめたまま声を伝える



「ん?」




「空と付き合ってることだけでけっこうパニックなの。

だからその・・・もうちょっとだけ待ってくれる?」




これがあたしの素直な気持ちだ




大好きだけど


まだ抜けきれない幼なじみ。





「・・・わかったよ」



「ありがと。空。」




あたしは空をギュッとした。






好きだよ



昔よりも今の方が。



だからいつも



あなたには素直でいたいと思う。




”わかった”

そんな空の言葉が嬉しかった。
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