あなたのベッド【完結】
街の色が変わる


赤やピンクが一気に増えていく




2.14



もうすぐバレンタインなんだ



帰り道
キラキラのお店を横目に考えていた



”今年は空に作ってあげようかな・・・”



お店に入りいつくかの材料を買った



周りの女の子達は
楽しそうにチョコを片手に喋っている




人を好きになるって

楽しいことなんだ





そんな恋する瞳に


ちょっとだけ勇気を貰って


家までの道を急いだ





「ただいまー」


家に帰りママとご飯を食べる

「来週のバレンタインパパの所行くからよろしくね。」



「え?なんで?」



「パパ一人じゃかわいそうでしょ。」



「そっか。わかったよ。」

パパとママホントに仲良いよね・・・




ってことは家には誰もいないんだ


トリュフを作って空を呼ぼうかな。



あたしの頭の中はバレンタインの事でいっぱいになった
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