あなたのベッド【完結】
2.14

バレンタイン当日


朝から夕食の買い出しに出かけた



お昼を過ぎてトリュフや夕食の下準備をはじめた



夕方6時半、空に電話する



「もしもし空?ねー、うち来て?」




「何?」




「ご飯作ったから食べよう」




「寧々が?」




「忘れてる?今日はバレンタインだよ。」




「あぁそっか・・・今行くよ」




電話を切って数分後
ガチャッと玄関が開き空が来た



「おじゃましまっす」



寒そうに身を屈めながら空が
リビングに入ってきた



「あれ?おばさんは?」



「なんか、バレンタインだからってパパのとこ。」



「マジで?相変わらず仲良いな」

そう言って空が笑った



「食べようよ。座って?」



「おぉすごいな。」

ダイニングテーブルにはいくつかのお皿が並ぶ



「今日はがんばったんだよー」


あたしはスープを入れながら
ニッコリ笑顔を返した

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