あなたのベッド【完結】
空はきっと

びっくりしたよね?




いきなり抱きついて

戸惑ってるかな・・・





少しずつ身体を動かして空の顔を見上げると

想像通りの顔をしていた






「・・・ふふっ」





「なに?」





「そんな顔してると思った。」





「うるさい。」




照れ隠しのように

あたしをぎゅっと抱きしめる






「空?」





「なんだよ。」




「今日は・・・帰らないで?」



精一杯の言葉に


返事はなかった
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