あなたのベッド【完結】

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日曜日


支度をして家をでると
空と翔ちゃんに会った



「寧々、出掛けるのか」
翔ちゃんが柔らかい笑顔で言った



「うん。翔ちゃんも？」


「俺は帰るとこ。」


「そっか」



「ずいぶん可愛い格好してんじゃん
もしかしてデート？」




「ウン。まぁね」




「お。彼氏は幸せだな〜。
こんなに可愛い彼女がいて」



「もぉからかわないでよ。
それに、まだ彼氏じゃありません！

あ。いかなきゃ！
じゃぁねー」



時計を見て
あたしは慌てて二人に手を振っていた




待ち合わせ場所に着くと
咲人くんの姿が目に入った



あ・・・


私服あんな感じなんだ・・・


飲み会で出会った男の子と
最初のデートは妙に緊張する

私服姿をみるのがはじめてだからだ




「寧々ちゃん！」

手をあげてあたしを呼ぶ



「ごめんね、待った？」



「いや。時間通りだよ」




よかった

飲み会の時とのギャップはない




「いこっか」

一足先に歩き出す咲人くんのあとにあたしも歩き出した