片想い中。
〜朔斗said〜
昨日の席替えで、隣の席になった彼女。
……印南なぎさ。
俺は彼女に、一年前の入学式の時から片想い中だ。
……でもこの恋が実ることはない。
なぎさは"男嫌い"だからだ。
つまり、俺がどんなに頑張っても無理ってことかな…。
はぁ…。
それでも諦められない俺って、そうとうなぎさに惚れてるのかも。
敵わないって思いながらも、いつも目で追ってしまう。
そのおかげ?で俺はいろいろな事を知っている。
コーヒーは砂糖とミルクが入った甘いのしか飲めない…
少年マンガも意外と読んでいる…
合唱部でパートはソプラノ…
って俺、一歩間違えるとストーカー?
なんて考え事をしていたら、不覚にも寝てしまった。