キミが居なくても…~今を生きる~
あたしのことを、『サリー』と呼ぶのは ミツグとゲン そしてキミだけだった。
「それ何?」
ミツグが、あたしの持っていた小さな箱を見て言った。
「…宝物。…あたしが、高校卒業した後 トウヤに貰った…」
「どうゆう事だ!?」
あたしは、ゲンから受け取った経緯を話した。
「…やっぱり、俺が言った通りだっただろ!」
「何が?」
「トウヤは、サリーの事想ってたってこと!」
「……だね‥」