キミが居なくても…~今を生きる~


あたしは、箱を開けることなく 鞄に戻した。





「…ここに来れば、もしかしたらサリーに会えるかもって思ってさっ♪」


「そう…」


「サリー、あれから涙流してないのか? …笑うことも?」


「あたしの事は、心配要らないよ…」


作り笑顔をしてみたけど、ミツグは何も言わず あたしの頭を優しく撫でてくれた。






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