【短編】秘密な愛詩
それからすぐに自分の教室に戻った。

決意は固まった。


まだ龍紀は食堂から戻って来ていない。

龍紀にメールを返信する。


“今日、話しがあるから放課後に会えない?”


あえて、さっきのメールには触れなかった。


ブッブッブッブッ

ちょっとしてから龍紀から返信が来た。


“いいよ。

今日の放課後5時に、会室で。”


生徒会室…私たちが2人で会う時の場所。

でも今は、気まずい。

だって…告白された場所で、別れ話って…気が引ける。
< 18 / 39 >

この作品をシェア

pagetop