【短編】秘密な愛詩
ある出来事が起きるまでは。

彼女が学校を休んだ日があった。

心配した龍紀は、彼女に何も言わず、部活を終えてから、直接彼女の家に行った。

しかし、そこには、

彼女の家の前で、キスしている彼女の姿と自分の友達の姿があった。

その時は、

その場所から、立ち去った。

でも、後日真意を確かめたかった龍紀は、彼女に事情説明をさせた。

いつもの上目線な調子で。

その時に彼女は、龍紀に全て話した。

友達より、自分を大事にしてくれるのは良いが…束縛が強すぎると感じてた事。

言いたい事が言えなかった事。

そして、龍紀の友達であった彼も、彼女にベタ惚れしていた龍紀に呆れていた事もあり、彼女が龍紀の友達に相談しているうちに、

2ヵ月前あたりから、友達以上の関係になっていたという事。

そして、彼女は龍紀に

「ごめん。私もう龍紀の性格について行けない。

私、龍紀と付き合ってたのは、気の迷いだったの。別れて。」

と、捨てゼリフを言って、彼女は龍紀の前から去って行ったらしい。
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