【短編】秘密な愛詩
昼休み


恋人って昼休みは、一緒にご飯を食べる。

って勝手な思い込みがあり、今日はいつもより多めにお弁当作って来た。

昼休み始まりのチャイムが鳴ったと同時に文音は、待ちきれないで龍紀の席の前に立った。

「龍紀……一緒にお弁当食べよう。」


初めてだ。


教室で龍紀の事呼んだの。


なんか、嬉しい。

期待と希望。

恋人としての第一歩を踏み出す予定だった。

でも…

この時の私は浮かれてて、龍紀の異変に気づいてなかった。
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