モノトーン
委員会決めて
軽い自己紹介も済ませて
今日のすべての日程が今終わり
私は帰りの支度をした。
玲大帰ってんだろうな。
なんか他のクラスはとっくに終わってみんな帰ってるし。
晴香は転校生にべったりだし
今日は一人で帰るかぁ。
「じゃあね晴香っ、先帰るわ。」
晴香からの返事はなくても気にせず私は下駄箱へ向かった。
おもむろに開けた私の靴が入った下駄箱の扉を開くと同時に聞き慣れた声がした。
「おっせぇな、お前のクラスはぁ。」
声の主は見なくたってわかる。
玲大だ。
待っててくれたんだ…。
「一緒に帰る人いないの?」
ホントは嬉しかったのにこんな事言ってしまった。
「んー…」
いつもなら「はっ!?」とか言ってすぐになんか言い返してくるのに
何も返ってこない。
なんかあったのかな…?
なんてちょっと心配した私が馬鹿だった。
「まぁ、お前が一人になっちまうんじゃねーかなって思っただけだ。」
人を友達いないみたいに言っちゃってさ!?
私が玲大を睨むと「…ん?」ってキョトンとしてる。