モノトーン
『…どしたの?いつもの玲大じゃない…。』
「ん、疲れた。めちゃくちゃ走ってきたから。」
『え?』
「お前だっていつもと違うし。最近元気なかったし?」
『それは…』
「話せとは言わねーけどさ、隠しはすんなよな?後味わりぃから。」
『…うん。』
聞き逃しちまいそうなくらい小さな返事だったけど佑希が素直に頷いた。
ごめん。
最初に佑希に恋するなんて地球が爆発したってありえないって言ったけど
撤回するわ。
たった一日で俺の胸ん中で大爆発した地球。
佑希は俺の事嫌いかもしんねぇけど
俺はコイツが
スゲー好きだったみたい。