君の手。僕の手。
夢の中でも龍也と一緒に寝ていた…
起きたときには昼になっていた…
前みたいに龍也の上に乗って龍也を揺すって起こした。
「龍也ぁ」
「んー…何やぁ…」
「起きてよー…」
あのときもこうやって龍也を起こしていたっけ…
じゃれ合う毎日が楽しかった…
でもそんな毎日は急になくなってあたしは一人になることを怖がっていた…
でも一人にいることに慣れ…
一人で泣かずに寝れるようになった…
でも龍也が戻ってきて一人よりも龍也の隣にいたいとゆう気持ちが強くなった…
そんなことを思いながらあたしは涙目になり声が震えた…
「龍…也…ッ」
「んー…こっちおいで」
龍也は泣きそうなあたしに気付かないままあたしを引き寄せた…
抱き締められると龍也の匂いがして龍也がぎゅって抱き締めてくれて…
涙が溢れた…
グズグズと鼻水をすすりながら龍也を抱き締めた…
「何泣きよっと…?」
「ぅぅん…」
「ぅぅんじゃないやろ?どうした?」
龍也は頭をなでながら優しくおでこにキスをした。
「寂しかった?」
「ぅん…」
龍也の手が頬をなでた…
懐かしくて離れてほしくなくてぎゅっと龍也の手を握った…。