君の手。僕の手。
「龍也の手おっきぃ…」
「璃香のほっぺ冷たい」
「そんなことなぃょ…」
「ごめんな」
龍也は優しく抱き締めた…
明日になればまた龍也は帰っちゃう…
寂しくて…
胸が痛かった…。
夜までずっと龍也と一緒に手を繋いだまま話をした…
夜になってまた彩華の家に集まった。
夜中花火をすることになり近くの公園に行った。
「普通冬に花火とかするか?」
「絶対楽しいってぇ!」
そんな会話をしながら公園に着いた。
花火をし始めて結美とヒロが二人で楽しそうにしていた。
「いい感じじゃん」
彩華とあたしは話していた…
龍也と聡君と昂ちゃんはふざけ合って花火を近付けたりしていた。
「ねぇ?」
「ん?」
「もし龍也君以外の人から好きって言われたらどうする?」
彩華の急な質問にびっくりした…
「ぇっ…断るよ。龍也のこと好きだもん」
「ふーん…」
「何で?」
「んー璃香のこと好きな奴がおるけん…まぁ本人から聞いたわけじゃなぃんだけどね」
彩華はさりげなく言っていた…
少し気になったけどそれ以上は聞かなかった…
「璃香ぁ!」
龍也があたしを呼んだ…
彩華と二人で立ち上がって3人のほうにかけよった…。
結美とヒロは二人で仲良く話していた。