君の手。僕の手。


「おーいっ」

先輩の周りにはにやつきながらこっちを見る男の先輩。


そして嫌そうな女の先輩。


遠くから怒ってる先生…


私はにこっと笑って先輩に手を振り返した。



それに気づいた先生が勢いよく窓を開けて叫んだ。


「川崎ぃ!!!授業の邪魔すんなぁ!!」


「すんまっせーん笑」


と先輩は一礼していて、その姿に思わず笑った。




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