君の手。僕の手。
「うわぁ!何その…うわぁ!」

彩華はずっと驚いていた…

「鳥肌たつ!」

「そんなキモいかな?」

「キモい!キモいキモい!」

彩華と笑いながらいろんな話をして彩華も制服に着替えた…

二人は見つめ合って笑った。

「行こうか?」

笑いながら…

はしゃぎながら…

私達は学校に向かった…

途中彩華の家にむかう聡君がいた。

「聡ぃ!」

彩華はニコニコしながら手を振っていた。

「は?!」

聡君はびっくりしていた。

そこで少し話して昂ちゃんを呼んだ…

バイクの後ろに乗って正門まで送ってもらった…

「じゃああとでね!」

そう言葉を交わしてあたし達は学校に入った。

二人とも上靴がなかった。

「いじめられすぎ!」

笑いながらトイレに入って二人でいろんな話をした。

彩華はバックからタバコを出して吸っていた。

「タバコ吸いよったっけぇ?」

「んー…吸い始めた!吸ってみる?」

「んー…」

あたしはちょっとだけタバコを吸った…

肺に通って頭がぼーっとして少しむせた…

「うわぁっ…何か変な感じする!」

口の中が苦くて気持ち悪かった…

結局教室には行かずトイレにずっといた…

掃除時間になり先輩達がトイレ掃除にきた…

その中にはリュウジの元カノがいた…。



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