君の手。僕の手。

家に帰る途中タバコを買って家に戻った。

彩華に電話をかけて明日久しぶりにみんなでカラオケに行こうと誘った…。

次の日の朝昂ちゃんに電話をかけて迎えに来てもらった…

「久しぶり!」

昂ちゃんの後ろに乗ってカラオケに行った。

6人久しぶりにそろって懐かしかった。

「聡君とヒロ進路どうなったん?」

「ヒロは高校で俺は就職!」

「まじでーっ?ヒロ高校行くつたい?」

「馬鹿高だけどねぇ…」

そんな会話をしながら騒いでいた…

あたしは途中トイレに行き部屋をでた。

トイレから出るときに昂ちゃんが座って待っていた。

「璃香まだ龍也さんと付き合ってるん?」

「…多分」

「多分て?」

「明日の手紙でわかる…」

「なぁ…やっぱ好きなん?」

「好きだょ…別れようって言われてもずっと好きだと思う…」

「そっか…」

昂ちゃんはゆっくり立ち上がって一緒に部屋に戻った…

夜になり家まで送ってもらった…

「じゃぁまた」

「ぅん…」

そう言って昂ちゃんとバィバイした…

明日になれば手紙がくる…

別れるか別れないか…

言葉じゃ簡単に言えるけど実際はそんな簡単な問題じゃなぃ…

あたしはずっと龍也の側にいたい…。

携帯を握り締めて龍也の番号を画面に出した…

受話器ボタンを押そうとしたけど勇気がなく押すのをやめてゆっくり目を閉じた…

龍也の笑顔が離れなかった…



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