君の手。僕の手。
そして昂ちゃんと会うことになり近くの公園へ行った…
少しするとバイクの音が聞こえた…
「うぃーっす」
「こっ…こうちゃん?!」
こうちゃんはにかっと笑いピースをした…
「全然…変わった」
「当たり前じゃん!璃香も変わったな!」
あの頃はまだ小さく子供でお互いの家に遊びに行き常に一緒だった。
こうちゃんは身長も伸び大人っぽくなってた。
それからずっといろんな話をした。
こうちゃんは今学校に行っていないこと。
毎日夜走っていること。
龍也達に助けられたこといろいろ聞いた。
「そろそろ時間じゃね?」
こうちゃんは心配してバイクの後ろに乗せてコンビニまで送ってくれた。
「ありがとね!」
「全然いいよ!龍也さんと今日走るから伝えとく!お前が龍也さんのこと好きだって!(笑)」
そう叫びながらこうちゃんはヘルメをかぶりマスクをして走って行った…
冷たい風が妙に気持ち悪かった…
約束の時間になりリュウジがきた。
「璃香!」
呼ばれたほうを見るとリュウジの後ろに車があった…
「車の中で話せん?」
「何で?」
嫌な予感がした…
車の中に入れば何かされる気がして怖かった…