君の手。僕の手。
「部屋行くぞ」
龍也がゆすって起こした。
手を繋ぎ部屋を開けた…
「うわあーきたねぇ!」
龍也は部屋を開けて言った。
「み…見るなよ!」
聡君は恥ずかしそうにしていた…
龍也…普通のカップルだったら体を重ねる何て当たり前なのかな…。
龍也は我慢してくれてるんだよね…
ごめんね龍也…。
胸が痛かった…
仲良く話す龍也と聡君…
聡君の隣には彩華が聡君に抱き付いて寝ていた。
「璃香?」
「ん?」
「おいで」
龍也はベットに座りあたしを呼んだ。
あたしは龍也の隣に座った。
「龍也俺ら今日は帰るわぁ」
買ってきた弁当を食べながら聡君が言った。
「何で?」
「来週の飲み会の準備」
「予約かぁ。」
龍也と聡君の会話をただただ聞いていた…
夜になり彩華と聡君は帰って行った。
「暇やなぁ」
龍也は沈黙を破りそう言った…
「何しよっかぁ」
「んー…」
悩みながら龍也に抱き付いた…
「どした?」
龍也はいつものように頭をなでてくれた。
暖かくて…
優しくて…
龍也の手は魔法のようだった…