君の手。僕の手。
「璃香ちゃんもっと飲みなよー!」

龍也の友達は強引な奴が多かった…

龍也はトイレに行きあたしは龍也の友達に何杯も飲まされて潰れていた…

「もぉ潰れた?」

龍也の友達が話しかけた…

吐きそうになりあたしは急いで外に出た。

「ん…ッ…」

外に出て座り込んだ…

空を見上げると星がきれいだった…



龍也は何でずっと友達のそばにおるん…

正直嫉妬していた。

「璃香」

振り向くと龍也がいた…

龍也は隣に座りあたしの頭をなでた。

「うざぃ!やめてよ」

あたしは友達のそばにばっかりいた龍也に怒っていた。

「寂しかったんやろー?」

「別に寂しくないし!龍也なんかおらんでも大丈夫だもん」

龍也はあたしを抱き締めた…

「強がんなよ…」

「強がってないもん…」

本当はすごく…

すごく寂しくて…

龍也から離れることを考えられないくらい苦しくて…

泣きたくて…

泣きたくて…

「…泣いとけ」

龍也の優しい声が耳元で熱く響いた…

「龍也…本当は…」

「わかっとる…寂しいのは同じだろ?」

「ぅん…」

「璃香、大好きだけん」

龍也はあたしを抱き締めてくれていた…

明日で龍也は違う場所にいく…

毎日一緒にいたのにもう龍也は毎日一緒にいない…





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