君の手。僕の手。
「璃香一人でおりきらんやろ?一緒にいよう?」
彩華に言われて落ち着いたあたしは荷物をまとめて少し重いバックを持って家を出た…。
龍也からもらった指輪が入った小さな箱と携帯が入ったバックは離れないようにしっかり握った…。
「ただいまぁ」
「おじゃまします…」
彩華の家に着いて部屋に入った…
「きれいじゃん!」
「汚いよ!」
そう言いながら彩華は立ち上がってコンポをつけた…
それからずっと朝まで話をしていた…
あたしが話す事は全て龍也の話ばかりだった…
彩華は嫌な顔をせずずっとその話を聞いてくれた…
「なかなか寝れんねぇ!」
彩華はそう言って立ち上がった。
「みんな呼ぼっか!」
「ぅん!」
二人であの3人に電話をかけた。
メンバーは聡君、ヒロ、昂ちゃんだった。
最初に来たのは聡君だった。
彩華の部屋についてさっそく二人はキスをして隣に座っていた。
昂ちゃんとヒロは一緒にきていた。
その後にまたドアが開いて龍也が来るような気がしてあたしはドアを見つめた。
「おい!」
あたしの隣に昂ちゃんが座りあたしを呼んだ。
「お前目ぇ充血しとるたい!」
「泣き過ぎたぁ…」
「あんまり泣いたらだめばい!明るくせなん」
昂ちゃんは笑顔で言っていた…。