君の手。僕の手。
No.11//:仲間

龍也が引っ越して一ヵ月いつものように彩華の部屋でみんなと集まっていた。

「ヒロ達は彼女ほしいとか思わんと?」

あたしはヒロと昂ちゃんに聞いた。

「彼女かあー…」

「あのほら結美って子は?」

彩華に聡君が言った。

「結美は多分まだ彼氏おらんと思うけど何で?」

「ヒロのタイプ結美って子みたいなのがタイプだけん」

「呼ぶー?あたし全然会ってないけんねぇ」

彩華はそう言いながら電話をかけていた。

「あー結美ぃ?久しぶり!今から家来れるー?…ぅん…わかった!じゃあ…ぅん…はあーい」

彩華の電話が終わり立ち上がってあたしを連れて外に出た…

「結美はすごぃいい子だよ!美華もすぐ仲良くなれると思う」

彩華と会話しながら待ち合わせの場所まで行った。

「結美ぃっ!」

彩華が手を振った先には黒髪で髪を緩く巻いた女の子がいた…

彩華の家に着くまで3人でいろんな話をして結美とも仲良くなった。

彩花の部屋に入り結美は最後に入った。

そのときのヒロの顔は完全に結美に夢中になってた。

仲間が増え6人で集まることが多くなり毎日わいわい騒ぐ日々が続いた。

毎日が楽しくて…

龍也とメールすることも少なくなり…

仲間のほうが大事になっていってた…




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