あなたの傍で…
私は麗央におぶわれ、私の部屋に入った。
「氷持ってくる。」
「うん。」
はぁー。
なんか麗央に迷惑かけて…最低だなー。
風邪引いたときって急にさびしいってなる…。
だれか傍にいてってだれかを求めてしまう。
私は麗央も求めてもいいのかな…。
「どうした?思いつめた顔して。」
「え?そんな顔してた?」
「うん。」
「へへ。そっか。」
「言えよ。命令。」
「…やだ。」
「なんで?」
「アホらしいって思われるから。」
「思わねぇよ。言え。」
「えと…麗央に迷惑かけちゃって…その…だめだなって。」
麗央が黙った。
私、ヘンなこと言ったかな。
突然麗央の胸の中へ入った。
私、抱きしめられてる?
「れ…麗央?」
「かわいすぎ。」
「え?」
「俺、桃になら迷惑かけられてもいいから。てかうれしいから!」