あなたの傍で…
どうして麗央は私の傍からいなくなったの?
私の傍だったのが嫌だったから?
もう嫌いになっちゃったの?
私は…こんなに好きなのに…。
私…辛いよ…麗央のこと嫌いになって忘れれば楽になれるの?
一人になるといつも思って泣いていた。
そうだ、麗央のこと忘れちゃえば…楽になるんだ。
私はこのとき逃げたんだ。
夜の街を毎日一人でふらつくようになった。
何人かの男の人に声をかけられてはついていった。
知らない人に体を売って、お金を貰って、買い物までした。
そうすれば麗央の温もりが私の体から抜けると思ったから。