あなたの傍で…
「なぁ桃?」


「何?」


「俺がこの先バイトしまくって金が貯まって、一人暮らしできるようになったら…。」


「うん。」


「結婚して。」


「えっ!うそっ。」


私は一瞬耳を疑った。


け…結婚?


「わ…私、お料理なんて出来ないし…その…家事とか全く出来ない。」


「ふっ、お前らしー。」


「なっ!」


「冗談。そんなのいいから。俺、お前じゃないと無理。」


「うん。」


「へ…返事は?」


「いいに決まってるじゃん!」


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