春風が通りぬけるとき。
相談と温かな心。
真帆達が通っているのは普通の公立高校。
彼女等は高校一年生だが、それも後数十日で終わる。
三人は同じクラスだ。その為、教室に行けば遅かれ早かれふたりに会うことになる。
そうすれば、きっと問い詰められるだろう。
まだ真帆の後ろにはたくさんの生徒達が登校の真っ最中だ。
走っている時、一体どのくらいの生徒を抜かしたのだろうか。
少なくとも十人は抜かした気がする。
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相談と温かな心。