春風が通りぬけるとき。

親友からの電話。



「あ、れ…? また、寝ちゃった?」


もう日課になりつつある、泣いて寝るというもの。

それでは起きた後もすっきりできずに、ムカムカしたままになって結局ストレスらしいのが溜まる。

でも、もうその心配はいらないだろう。

これからはそんなことをしなくても寝れる様になる。

それに今、凄く心が晴れやかだ。

彼に対しても未練なんてない。

そりゃあ、最初はちょっぴり抵抗はあるかもしれないけど。

いくら田原と萌が大好きでも、一度は恋をした相手だ。

少しは抵抗はあるだろう。

それでも、ふたりを応援したい気持ちは変わらないから。

だから抵抗感があっても、ふたりを全力で応援出来るように努力はする。



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