桜吹雪

「…はい。」

 出た!!

「あ、あの、私のポケットに、黒と白の紙が入ってて、メアドと番号 書いて あって…… あなたですか?」


 自分で、何 言ってるかよく分かんないけど、

 伝わったのか、

「あぁ、春姫ちゃん? 俺だよ 俺。 保健の先生。」


 ぇ?… 先生!?


 先生とは、キスされてそのままだから、少し気まずい。


「先生…? てか、いつ入れたの……ですか?」


「あはは!驚きすぎ。 あと、敬語じゃなくていいから。いやぁー なんでって、春姫ちゃんと 電話とか、メールとか、したかったし」


「ぇ…… で、でも、いつポケットに?」

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