桜吹雪

「えー、なにそれぇー、んー……でも、私が友達の立場だったら、相手に、私の好きな人の事はなんとも思ってない。って事を証明してもらって、その メアドとケー番を教えてもらいたいな。」


「そっかぁ、ありがと。」


 やっぱり、連絡先、教えてほしいんだ…。


「ってか、なんで? なんかあったの?」


 ホントは、嫌だけど…

 応援するって、約束しちゃったし…

 私は、自分の気持ちを隠す事に決めたんだ。

 そうすれば、誰も傷つかないで済むもんね…?


「あのね…実は……、」


 少し、うつ向き気味で、話始める。


「春姫、先生と連絡先 交換したんだ?」


 すると、鋭い声が、私の声にかぶさって、

 まさか、いつも、キャピキャピした美菜乃ちゃん?


 うつ向いていた顔をあげると……

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