超能力学園
ってか奥村さん変わりすぎ…。




でも異常に見えてもこの学校では普通。




だってちょっとおかしいくらいの人ならよく現れるから。





今回は被害にあいそうなのが私だけで良かった。




あたしはあたしを全力で守るけど。






「桃華!」

「ん?」

「超聴力で校内中の会話を聞いてなんとなくわかったよ、奥村さんのこと。」

「そんなことしてくれてたの?」

「したかったの。」





あたし、すっごくいい友達持った…。





「あ、ってかその前に約束。」

「なに?」

「絶対蓮くんに話してね!!蓮くんだって関係あるし、心配してるから。きっと!」

「…うん、ちゃんと話すよ。」





にこっと笑った奈留。




「よし。まず、奥村さんの能力はコピー。蓮くんが好き。ここまでは大丈夫なんだよね?」

「うん。」

「クラスでは馴染んでないみたい。もともと暗いほうだったらしいから。いきなり変わって正直まわりもちょっと引いてるらしい。」

「あらら。」

「思い込みが激しかったりもするみたい。気をつけないとヤバイっぽいし。」

「そんなことまでわかるの?」

「授業中奥村さんが当てられたみたいで、そのまわりのひとがみんなで言ったりしてて聞こえたの。」





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