超能力学園
♂蓮



「お、そこのイケメン2人組!!ちょっと先生のお手伝いとかしてみねぇ?」

「なんかキモイー!!いやな予感!!蓮頼んだ!!」

「は!?」

「そうか、高城はやってくれるか!」





巻き込まれた…。





廊下で要と話してたら、急に担任に頼みごとされた。




で、要は逃げた。




あいつまじ最悪。





「…なんすか。」

「プロジェクター持ってきてくれ。」

「自分で持ってこいよ…。」

「冷たいな…。俺パソコンとか資料とか持ってるのに…。」

「わかりました…。ってか最初から要逃げるのわかってて俺にやらせるつもりだっただろ?」

「はっはっは!!頼んだぞ〜。」





先生ってあんなキャラだっけ?




ま、いっか。




教材庫までプロジェクターを取りに行った帰り道。





「蓮!」

「桃……あれ?」





桃華に呼ばれたかんじがして、振り返ったら奥村だった。




なんだ、今の。





「どうしたの?」

「…なんでもない。」

「あ、今日はあたしが手伝ってあげる!!」

「え、手伝ってもらう量じゃないし。むしろ手伝われたら笑われる。」

「そっか、女子だったら重いけど男子なら大丈夫なんだ。」





あ、授業遅れる…。




担任か…怒られるか?





まぁ、いいや。





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