超能力学園
「…ごめん、ほんとは怖かった。でも一番怖かったのは、蓮がいなくなることだよ…?」





あー…。




そんなかわいいこと言われちゃったら我慢できないだろ?




俺はゆっくり桃華に近づいてキスをした。





「偽物なんかに騙されねぇよ。俺はずっと桃華だけ見てるから。」

「ま、待って!!恥ずか死ぬ!!」





照れた桃華はそっぽを向いた。




ツボだから…。




俺は普段あんま喋らない分、喋ったら直球らしい。




あんま意識はしてないんだけど…。




要にも桃華にも言われたことある。





「ふぅ、落ち着いた…。」

「解決?」

「うん、大丈夫!!安心したし!!」

「なんかあったらかくすなよ。」

「わかった。」





そのあと、夕飯を食べ終わった頃、要から戻っていいってメール入ったから帰った。




あれ、そういえば要は知ってるんだっけ?





「ん?なんだよ。」

「別に。」

「はぁ?」





まぁ別にわざわざ言うことじゃないか。




めんどくさいし。





一番めんどくさいのは奥村だけど。




今日桃華に呼ばれたと錯覚したのはそうゆうことだったんだな。




やっかいな能力だよ、まじで。





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