超能力学園
♂蓮



毎回、桃華の強さには驚かされる。




だけど弱いとこもあるってちゃんとわかってるから、その時守ればいいんだよな?








「桃華、帰るぞ。」

「うん。」

「蓮くーん!!」






出た…。



奥村。




本気でうざい。





だけど桃華がもういいって言ったから俺はもう耐えない。






本当はまだ心配だからいいのかわかんないけど、隣にいる桃華が不機嫌になっていってるから…。






「離せ。」

「やだ。」

「今桃華といるから。」

「…いいの?そんなこと言って。あたしがコピーしないように、何しても近寄ってこなかったんでしょ?」






わかってたか。




俺、こいつ苦手だ。





「上辺だけ真似ても桃華にはなれねぇよ。」

「でも蓮くんは好きになってくれるかも。」

「はぁ…だから、俺は桃華の中身に惚れたの。それが真似できないなら俺がお前に惚れることはねぇな。まぁ、どんなに真似ても所詮真似だ。」

「蓮…なんか…照れるから…。」





え?




桃華顔真っ赤だし。




どこがそんなポイント?




でもなんか桃華かわいい…。




って、変態か。





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